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上顎の骨が薄くて通常ではインプラントが出来ない方の症例

[2014.10.16]

こんにちは、横須賀市久里浜にあるホワイトエッセンス京急久里浜さいとう歯科医院

院長の齋藤徹です。

今日はインプラントを埋め込む際の補助手術

上あごの骨が薄くて通常ではインプラントが出来ない方への

埋め込み前の処置でインプラントが入るスペースを作って

そこにインプラントを入れるイメージです。

それが「サイナスリフト」という方法です。

サイナスとは副鼻腔

リフトは持ち上げると言う意味です。

上あごの奥歯(前から4本目から7本目の歯に相当する場所)の上には

副鼻腔の一つである上顎洞(赤い丸の部分)という

鼻腔(青い丸)と交通している骨の中に空洞があります。

外側は頬骨で

下は口蓋(上あごの部分全体)の骨で、

骨の中はシュナイダー膜という粘膜で覆われております。

インプラントを埋め込むのに骨が薄い場合

その粘膜を骨から剥がしてできた空間に

人工骨や自家骨を入れて

その空間が骨になる骨造成手術という手術です。

 

サイナスリフトには

縦に上げて行く方法と横から穴を開けて行く方法があります。

 

縦に上げて行く方法をソケットリフト(クレスタルアプローチ)と呼びます。

   

  注)図はゼニス出版 ボーンオグメンテーションの実践 から引用

横から上げて行く方法をサイナスリフト(ラテラルアプローチ)と呼びます。

     

  

       注)図はゼニス出版 ボーンオグメンテーションの実践 から引用

先日インプラントの埋め込みとソケットリフトをさせていただいた患者様の症例です。

左が CTの治療計画の画像です。    右が3方向の術後のCT画像です。

                       

 

                                                                     ドーム状にきれいにサイナスリフト
                        出来ているのが確認出来ます。
 
        
 
 
        
 
術後のレントゲンです。
 
患者様に一回で負担をかけずに骨造成とインプラント埋め込みが同時に出来るのが良いですね。

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