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唾液の役割について

[2018.09.21]

こんにちは!

神奈川県久里浜にありますさいとう歯科医院 アシスタントの加藤です!

今日は私たちが生きていく上で必要不可欠な唾液についてお話します。
唾液にはお口の健康を守るための多くの役割があります。

唾液の働き
1、お口の粘膜を潤し、お口を滑らかにする働き(潤滑作用・湿潤作用)
お口の中は硬い歯と柔らかい粘膜があります。しゃべったり、
おせんべいなどの硬い物を噛んでもお口の中が傷つかないのは
唾液がお口の中を潤しているからです。
2、消化を助ける働き(消化作用)
唾液の中には消化酵素アミラーゼが含まれています。
アミラーゼは糖質を分解して体内に吸収しやすい状態にします。
3、飲み込みを助ける働き(咀嚼・嚥下作用)
食べ物を噛むと唾液と混ざって飲み込みやすくなります。
4、味を感じやすくする働き
私たちは味覚を感じることで毎日の食事を楽しむことが出来ます。
食べ物に含まれる味の物質が唾液の中に溶け込んで舌の味覚受容器に届けられます。
唾液がなければ上手く舌の味覚受容器に味の物質を届けることが出来ないため、
本来の味が分からなくなり“味覚障害”に陥ってしまいます。
5、お口の中を清潔に保つ働き(洗浄作用)
お口の中の汚れを洗い流す洗浄作用があります。
唾液の分泌量が少なくなるとこの働きが弱まり、
お口の中が汚れやすくなったり、虫歯になりやすくなったり、
口臭も出やすくなります。
6、酸によって溶けた歯を修復する働き(再石灰化作用)
虫歯菌が出した酸によって歯のカルシウムやミネラルが溶けだします。
唾液にはそれらを歯に補充し修復する働きがあります。
これを再石灰化といい、この作用が弱い人は虫歯にかかりやすくなります。

個人差はありますが唾液は1日に1000~1500mlの量が
舌下腺、顎下腺、舌下腺の3か所より分泌されています。

唾液の量が少ない人は、これらの働きが鈍くなり、
・虫歯にかかりやすい
・口臭がきつくなる
・歯周病になりやすくなる
・口内炎が出来やすくなる

などのトラブルが起こりやすくなります。
唾液の分泌量は一般的に加齢に伴って減少する傾向にありますが、ストレスや疲れ、
薬の副作用によっても減少すると言われています。
お口の中の渇きやネバネバ感を感じたら、こまめな水分補給を心がけ、
毎日のお食事で噛む回数を増やすことで唾液腺が刺激されて唾液の分泌を
促すことが出来ます。
よく噛んでお口の中の健康を保ちましょう!

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